ドリブルスクリーンを使ったセットオフェンスでペイントエリアの得点を増やす

こんにちは。タカハシユウスケです。

この記事では、3x3セルビア代表のプレーから、ドリブルスクリーンから始まるセットオフェンスを紹介します。

別の記事で紹介しているように、セルビアは「FIBA 3×3 World Cup2018」でスクリーンプレーの種類の1つである、ドリブルスクリーンとスクリーンフェイクを使ってペイントエリアで得点を増やしています。

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今回は、「ドリブルスクリーン」を使ってペイントエリアで得点をするセットオフェンスの1つを紹介していきます。

ドリブルスクリーンから2人が同時にダイブするセットオフェンス

まず、今大会に出場しているセルビア代表、オランダ代表選手をざっくりと紹介します。

そして、この記事で紹介しているセットオフェンスをプレーしている選手はこちらの3選手。

  • ⑧番 Dejan MAJSTOROVIC(シューター)
  • ⑩番 Stefan STOJAČIĆ(万能なスコアラー)
  • ⑰番 Marko SAVIĆ(ストレッチ4)

以下の動画のセルビアの攻撃では、ドリブルスクリーンから始まるセットオフェンスを使っています。

最後の⑧番Dejan MAJSTOROVICへのパスがカットされてしまったので、得点に繋がるプレーになりませんでしたが、⑩番Stefan STOJAČIĆと同時に②人の選手がダイブしているセットオフェンスです。

図に表すと以下のような形になっています。

黒:「⑧、⑩、⑰」選手の背番号

青:「●」ボール、「→」ボールマンの動き

赤:「→」オフボールの動き

⑧番Dejan MAJSTOROVICがドリブルスクリーンをかけた後、さらにその奥のウイングに上がってきた⑩番Stefan STOJAČIĆのディフェンスにもスクリーンをかけています。

2回連続でスクリーナーとして動いて、最終的にダイブからの得点も狙うプレーです。

このターンの攻撃では成功しませんでしたが、このドリブルスクリーンから始まるセットオフェンスは、ディフェンスのスイッチやポジション移動を遅らせることができる、有効なプレーだと思います。

このプレーを成功させるには

このプレーを成功させるには、スクリーンの基本である「ディフェンスの足をボディコンタクトで止める」ことをきっちりと行う必要があります。

⑧番Dejan MAJSTOROVICが、オランダの⑤番Dimeo VAN DER HORSTにボディコンタクトをとって足を止めからダイブをしていたら、パスカットされずにレイアップへ持っていけたでしょう。

最初に⑩番Stefan STOJAČIĆが、ウイングの高い位置(2Pラインよりも2〜3歩外側)まで走っているため、ディフェンスも2Pラインに近い位置まで追いかけています。

今回はスイッチしてそのままディナイされたので、パスカットされてしまいました。

自チームで使うなら、ここで最初にローポストからウイングまで走る選手は2Pシュートが得意な選手が良いです。

ウイングでキャッチ&シュートが狙えるのであればもちろんそれもOK。

ディフェンスを2Pライン上(ライン近く)まで連れ出すことができれば、本命のペイントエリアにスペースが生まれます。

ディフェンスは、スクリーンに対してスイッチするのが基本なので、ディフェンスの裏側、ゴールに近い位置にスクリーナーがポジションを取れれば、ダイブからパスを受けて簡単にシュートを決めることができます。

ディフェンスの位置とスペースを目で確認しながら、必要なボディコンタクトをとってディフェンスの足を止めることが、このセットオフェンスの成功するポイントです。

まとめ

スクリーンプレーは、1on1でディフェンスを崩すことが難しいときなどに、ディフェンスの機能を鈍らせるきっかけになります。

対戦したオランダもピック&ロールでインサイドの高さを生かしたプレーがありました。

ドリブラーがアタックしながら、オーバーハンドパスでペイントエリアにボールを入れて得点につなげる。

スクリーンプレーを駆使することで、簡単に得点を奪えるシーンも作れます。

今回紹介したセルビアのドリブルスクリーンから始まるセットオフェンスのように、スクリーンプレーは、組合せやスペースの使い方次第で、戦術の幅を広げることができます。

チームの戦術がスクリーンプレーに出るので、色々なチームのスクリーンプレーに注目してみるとおもしろいと思います。